座間味島「ニタ洞窟」

海の中に差し込む
“光のスポットライト”
座間味島で“神秘の海底洞窟”と言えばここ、ニタ洞窟(新田洞窟)。
ダイバーにとっては一度は潜っておきたい、座間味の代表的な地形ダイビングスポットです。透明度抜群のケラマブルーに包まれながら、水中にぽっかりと開いた岩の隙間を通して差し込む“光のカーテン”は、まるで自然が創り出した舞台照明のよう。
洞窟内に射し込むその一筋の光は、時間や角度によってまったく異なる表情を見せてくれます。天候や太陽の位置がバッチリはまると、洞窟内が神殿のような神秘的な空間に変わります。まさに、自然が生んだ“海底の神殿”。

初心者ダイバーにも
おすすめの地形スポット
ニタ洞窟の水深は約15mほど。ドロップオフのような急激な深さではないので、ダイビングを始めたばかりの初心者でも挑戦しやすいポイントです。ただし、洞窟内に入るには中性浮力のコントロールやフィンワークがある程度できる必要があります。
外から洞窟を覗き込むだけでも十分に感動できますが、洞窟内にゆっくりと入っていくと、岩の割れ目からゆらゆらと差し込む光、静けさ、水のゆらぎ、そして自分の吐いた泡の音だけが響く異世界に包まれます。この静寂の中にいると、日常を忘れる特別な時間を味わえるはずです。

スキンダイブは上級者向け
水面付近を泳ぐだけでは洞窟内部には入れません。スキンダイビングでのアクセスも可能ですが、水深と安全性を考えると上級者に限られます。耳抜きが苦手な人は無理せず、安全第一で。
シュノーケルで訪れる場合は、ダイバーたちが岩の割れ目から登場する様子を水面から観察する形になります。それでも、洞窟周辺の地形美や岩肌に反射する日光は十分に“見る価値あり”の光景。GoProなど防水カメラがあると映えまくる動画が撮れそうです。

ここは神秘派ダイバーの楽園
ニタ洞窟は、魚群を追いかけるダイブとは一味違う、地形と光を楽しむ“感性派ダイブ”の聖地。冒険心と静けさ、そして美しい自然の演出を求める人にこそ、心からおすすめしたい座間味の隠れた名スポットです。
ここに来ると、改めて思うはず─
「自然って、やっぱりすげぇな」って。
POINT MAP
アクセス方法と注意点
ニタ洞窟はボートでのアクセスが基本になるため、現地のマリンショップで「ニタ洞窟に潜りたい」と伝えればOK。地元ガイドさんが安全に案内してくれます。
スキンダイブ希望の方は、スキン向けのボートツアーを扱っているショップに相談するのがおすすめ。特に午前中の光が差し込む時間帯を狙うと、ベストな景色が見られる可能性が高いです。